Top > 読書・読書会関連コラム

課題図書を読んでみよう by てら このエントリーを含むはてなブックマーク

 最近、早朝勉強会とか読書会とか「あまりコストをかけずに、ちょっぴり自己啓発を楽しみたい」っていうイベント、サークル的勉強会が広がっていますよね。
 
 一時期は、単純に「朝、カフェで本を読もう」というような「独り勉強」も注目されました。ですが、せっかく学ぶのであれば、仲間がいた方が楽しいですし、モチベーションも上がります。
 
 そういう意味では、この「プチ勉強会」は、どんどん広がってくるとオモシロイだろうな〜なんて思いながら眺めています。
 
 ちょっと集客に悩んでいるカフェのオーナーさんが積極的に読書会とか勉強会とかに場を提供するってのもいいんじゃないかと思う次第です。
 
#すみません。これはうちの近所のカフェのオーナーに向けた独り言です…

 
 
 
 ただ、せっかく集うんだったら、成果の上がる会にしたいところですよね。
 
 福岡でも、いくつか早朝勉強会をやっているグループを知っているのですが、はっきりいって、どこも盛り上がっていません。
 
 盛り上がっていないってのは、ずばり「成果が上がっていない」ということなんですね。
 
 気づきもなければ、学びもない・・・てな感じで。(−−;
 
 福岡でも、会計体操の山崎氏や九州ベンチャー大学の栢野氏など、一流の起業家が主催しているものは相当盛り上がっています。学びも大きいと好評です。
 
 
 
 これって、何が違うのかなって考えた方がいいと思うんですよ。
 
 講師役、ホスト役を務める人が、経験値豊富なビジネス界の達人であれば、その人の話を聞くだけでも価値があります。
 
 しかし、サークル的な勉強会、読書会の場合、それが「本」になってしまうと、独りで読むのと、あまり価値が変わらない結果になりかねません。
 
 むしろ、時間効率が悪くなって投資としては低レベルです。
 
 人とのコミュニケーションがあるから、それだけでいいっていう人は別です。
 
 でも、そのコミュニケーションが「単なる暇つぶし」にならず「自分への投資」に値するものにならなければ、まさに本末転倒ですよね。
 
 
 
 それじゃ、どうしたらいいのか?っていう話なんですが、コミュニケーションの輪が、無秩序に拡散しないためにも「読書会」というスタイルがお勧めです。
 
 もちろん、あくまで「本」はテーマを提供するだけの存在でもかまいません。ですから本である必然性はないんですけどね。
 
 このとき「お好きな本を持ってきて内容をプレゼンしましょう」というパターンでは、あまり学びの効果は高くなりません。
 
 もちろん「人に語る」という「出力の前提」ができるだけで入力の質が上がるのは確かです。しかし、「自分の枠を超えていく」、「読書を血肉に変えていく」には弱い。
 
 読む過程で、とことん自分の思考の奧をのぞき込んで「なぜ自分はそういう感想を持ったのか?」と問いかけ、「今の自分の思考」を超えていく作業が生まれないんです。
 
 
 あれ? あなたは、こういう読書、日常から出来てます?できてるならいいんですが。。。
 
 
 一般論で語って申し訳ないんですが、どうしても「今の自分に読める程度に読んで終わる」パターンが多いんですよ。こういうのを「反応レベルの読書」と呼びます。(私が呼んでるだけですが。)
 
 今の自分に反応できる程度に読み、感想を出力するだけ。
 
 深まりませんし、広がりません。残念。。。
 
 
 これを超えていける形の読書会が理想的なんですよ。自分の枠、レベルを超えていくには。
 
 「仲間も同じ本を読んできている」という環境がいいんです。
 
 自分が語った感想に、仲間から同意や異議が出てくる。あるいは、それを見越して自分の中で問答しておく。そしてまた意見を交換し合う。そういう読書会。
 
 自分の思考を磨くには、同じものを別の人がどう感じたかを知るのが一番です。
 
 その時、「○○の部分が、△△とと感じた。」で終わらせず、「なぜなら、××だから。」というように自分の中の問題意識を掘り起こし、明らかにしておきます。
 
 人と違うのは、この「なぜなら」の部分なんですね。感じた結論の部分は、はっきり言って、どうでもいいんですよ。
 
 問題は、その感想が、自分が何をどういう意識で受けとめた結果として出てきたものかってこと。
 
 ここが見えると自分の思考の癖が見えてきますし、見えていなかった部分がはっきりします。
 
 
 
 別に難しい本を読もうとか気負わなくても、流行りのビジネス書を読んだ上で、とことんそれを血肉にしていくっていうことでもいいですよね。
 
 1冊の本を中心に、集ったメンバーが、それぞれに自分の思考を掘り起こし、磨いていける。そういう学びの場が創れると、きっと盛り上がると思いますし、学びの成果も上がってくるはずですよ。(^^)
 
 誰かスゴイ人の話を聞いて受動的に学ぶのではなく、一人一人が主体的に自分を乗り越えていくような読書会を、ぜひ試してみてください!
●●

読書・読書会関連コラム  posted on 2009年11月11日 : コメント (0) / トラックバック (0)

トップへ戻る 千葉読書会 課題図書を読んでみよう ふくおか明るい読書会 カテゴリ:読書・読書会関連コラムのトップへ

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.reading-circle.com/mt/mt-tb.cgi/43

コメント

コメントしてください

※参加希望の方はコメント欄に書き込まず、主催者の方に直接ご連絡ください。





保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)

トップへ