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【言葉】古典は難解であるがゆえ… by てら このエントリーを含むはてなブックマーク

内田義彦著『読書と社会科学』より
 
「一読不明快は古典の運命ではなく目的そのものです。」

 
 古典の難しさは、一度読んでもすんなりと頭に入ってこないところにあります。
 
 しかし、そこで忍耐強く、著者の胸を借りるつもりで、体当たりで読んでみる。そうすることで、自分の知性が鍛えられ、レベルを引き上げてもらえるのです。
 
 すんなりとは理解させてもらえないけれども、自分の知性まるごと、おそらくは自分の「今」丸ごとで体当たりすることで、自分の内面がもろに表面化してくるのではないか、そんな感じがします。
 
 そして、一度読み終わって、時間が経ってまた読む。そうすると、一度目には響いてこなかった部分が、新しい命を吹き込まれたかのように、活き活きと迫ってきます。
 
 そのときの自分の内面、問題意識などが図らずも表に顔を出してくるのです。だから、何度読んでも、古典の新しい表情、底なしの深さと出会うことになります。
 
 それこそが古典の古典たるゆえんであり、古典の目的そのものだというわけですね。
 
 
 
 だからこそ、、、古典は古典らしく、難しいままに読んでみることをお勧めしたいと、私は思うのです。
●●

読書・読書会関連コラム  posted on 2009年07月12日 : コメント (0) / トラックバック (0)

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