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『自由からの逃走』を読む by てら このエントリーを含むはてなブックマーク

 博多非凡塾、3月の課題図書は哲学書というか心理学書というか…エーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』。
 
 昭和26年に出版され、平成19年までに115版を重ねています。
 
 途中に訳の改訂がおこなわれているので、日本語としての読みにくさはありません。
 
 そして、中世から20世紀前半の世界(社会)についての考察が中心であるにも関わらず、イマドキのテーマに重ねて読むことができました。
 
 いや、「自由」と対峙する人間の姿が、中世ヨーロッパのそれと、現代日本のそれとシンクロして見える、重ね合わせて理解できるということに驚きました。

 
 
 
 ただ、テーマが大きかっただけに、いつもの読書会とは、やや雰囲気が違ったのも確か。
 
 1つには「社会論」的な内容であったため、参加者それぞれのおかれている状況に、リアルに引きつけて考えづらかった様子。
 
 そして、書かれていることの時代背景、社会背景に関して不明なことが多かったために、言葉が今ひとつしっくりと腑に落ちていなかった様子。
 
 そんなこんなで、どちらかというと「エーリッヒ・フロム勉強会」的な雰囲気の2時間になってしまいました。メンバーの発言も、社会に関する自分の考察に偏った感じで…。
 
 
 
 ですが、21世紀の日本社会がどういう問題にぶつかっているか、なぜ今「第3の場(サード・プレイス、The Third Place)」なのか、ということが「歴史の繰り返し、過去との相似性」で考えられたことは有意義だったかな、と。(これは私自身の勝手な感想)
 
 あるいは、昨年の課題図書『ヨシュア』と絡めて読むことで、主体的に生きる、仕事をするということの本当の意味や価値を深く哲学することができたのではないかな、と。。。(これは参加者への勝手な期待)
 
 
 
 4月は非常に読みやすく、まさに「自分ごと」として考えやすい3年前の大ベストセラー『自分の小さな「箱」から脱出する方法』。
 
 こういう本になると、参加者が活発に意見を言える雰囲気ができますので、それはまた違った学びと楽しみがあります。
 
 4月で3年目に突入する博多非凡塾。
 
 これからどういう発展と出会いがあるのか、主催者として非常に楽しみです。
●●

読書・読書会関連コラム  posted on 2010年04月07日 : コメント (0) / トラックバック (0)

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