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「読書会」というゆるいしばりが自分を立ち帰らせる by ヤナイチ このエントリーを含むはてなブックマーク

「この世のあらゆる書物も、お前に幸福をもたらしはしない。
だが、書物はひそかにお前自身の中にお前を立ち帰らせる。 (へルマン・ヘッセ)」
 
「読書は演劇であり、読書会は劇場である。」に続き2本目のコラムです。
 
(今後は、週一くらいで書きたいと思いますのであらためましてよろしくお願いいたします。)

 
2008年4月にスタートした福岡での読書会ですが、めでたく丸1年を迎えました。
 
この読書会のコンセプトは
 
・読みやすい新刊書ではなく、名著、古典と呼ばれるビジネス書に挑む。
・「本を読む」のではなく「本を通して、自分の生き方やビジネスを考える」ことを目指す。
 
 
「読書会」というゆるいしばりを設けることで、なかなかひとりでは手が出ない、重厚な(そういう本は実際重かったりします)ビジネス書をテーマにして読んできたわけです。
 
毎回、テーマ本と集合日時が決まると手帳に記します。
 
次の「読書会」という場が“点”だとしたら、手帳の上に、目には見えない“線”のようなものができます。
 
それからの生活は“面”としてあらゆる出来事が自分を取り巻き時間は流れます。
 
毎日の生活の中で、読書のことばかりを考えるわけにはいきませんが、テーマ本が頭の中にあることで意識するにせよしないにせよ、その本のことを考えます。
 
本の入手はどうしよう? アマゾンの新品、マーケットプレイス、ジュンク堂、丸善、いや近所の黒木書店か。はたまた人から借りる?図書館で借りるのも手かな・・・とか。
 
 
早めに手に入れないと、読む時間がなくなる。
 
ようやく手に入れた、今回の本はいつもながら重いね・・・ぶつぶつ。
 
それから自分のカバンの中に、しばしパートナーとしてその本は収まるわけです。
 
貧乏性なので、できれば早く読んで、何度か読んで自分の身体に馴染ませたい。
 
そうは言っても日々の生活にはいろんなことが起きます。ですからいろんなシーンで読むことになります。
 
 
面白いのは日々のあらゆるイメージがその本、その読書体験と張り付いて記憶されること。
 
できるだけそのシーンの匂いみたいなものを本にメモしておくといいですね。
 
スタバでコーヒー読みながらとか、事務所のソファーで休憩しながらとか、喫茶店でパスタ食べながらとか湯船に浸かりながらとか。
 
はたまた集中して一気に(読むためだけに)読んだとか。
 
 
「読書会」では読むルールにしばりはありませんからどんなふうにだって読めばいいんです。
 
 
「読書会」にあるのは、同じ本を読んできて、決まった時間に集まって、自分の中で起きた変化や思いを言葉にしてみる。そんなゆるいしばりだけがあります。
 
 
そのしばりが自分を立ち帰らせるのになかなかよい効果を発揮するのです。
 
他人の視点とのギャップが、他人の熱量が、他人の生活とその本のイメージが、思わぬ融合を見せてくれるんです。
 
 
さて、2009年4月のテーマ本は「星の王子さま」です。2年目に突入して本にも幅が出てきましたね!
《Y》

読書・読書会関連コラム  posted on 2009年04月19日 : コメント (0) / トラックバック (0)

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