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【言葉】学びのための読み方 by てら このエントリーを含むはてなブックマーク

ヘルマン・ヘッセ『ヘッセの読書術』より
 

 しかし書物を読んで自己を形成し、精神的に成長するためには、ただ1つの法則とただ1つの道があるのみである。それは自分の読んでいるものに敬意をもつこと、理解しようと忍耐力をもつこと、他者の意見を認め、それを注意深く聞くという謙虚さをもつことである。

 
 私たちは、ついつい多くの人が薦める本を無批判に受け入れたり、他人の書いた読書ガイド(「○○本の読み方」的な本)に従って読んだりすることがあります。
 
 ありがちなのは、すでに知っていること、何かのガイドで読んだこと、人が話してくれたこと、そういうことを確認するかのような読み方をしてしまうこと。
 
 
 
 山田ズーニーさんが何かの本で「何を言ったかよりも誰が言ったかということの方が重要」という話を書いていらっしゃいました。
 
 だからこそ、著者、ビジネスパーソンというのは言葉を磨く努力をするとともに、自分のブランドを磨く努力をしなければいけないわけです。
 
 同じ言葉でも「○○さんが言うから説得力がある」とか「○○さんにだけは言われたくないよね」というようなことってありますよね。
 
 
 
 でも、読者の立場で、本を通じて「学ぶ」「教えていただく」というのであれば、まずはしっかりと読者になりきることが重要です。
 
 最初から批評家を気取ったり、誰かの意見を踏まえた先入観を持ったりしないこと。
 
 人気のある著者の本だって、まったく心に響かないこともありますし、逆に誰も評価しないような本に心ときめくこともあります。
 
 予断と偏見は、せっかくの著者の言葉を受け止め損なうってのはもったいないことですよね。
 
 
 
 世間一般の意見とのズレがどこから来ているのかを分析してみるのもいいでしょう。
 
 同じ批判的な態度でも、「反応」レベルで批判するのではなく、なぜ自分が違和感を感じているのか、その根拠はどこにあるのか、著者や支持者との認識の違いはどこから来るのか、、、そういうことを丁寧に分析してみると、自分の中にあるフィルターが見えてくるものです。
 
 
 
 あなたなりのスタンスで、それでいて謙虚に、価値の高まる読み方を考えてみてはいかがでしょう?
●●

読書・読書会関連コラム  posted on 2009年07月09日 : コメント (0) / トラックバック (0)

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